内容説明
時代の常識をことごとく破り、幕末の英雄たちに大きな影響を与えた天才思想家・吉田松陰から学ぶ自分と仲間の魂に火をつける方法。
目次
心
士
志
知
友
死
著者等紹介
池田貴将[イケダタカマサ]
早稲田大学卒。リーダーシップ・行動心理学の研究者。大学在籍中に世界No.1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズから直接指導を受け、ビジネスの成果を上げる「実践心理学」と、東洋の「人間力を高める学問」を統合した独自のメソッドを開発。リーダーシップと目標達成の講座を開始すると、全国の経営者・役職者からたちまち高い評価を得た。また安岡正篤、中村天風、森信三の教えを学び、東洋思想の研究にも余念がなく、中でも最も感銘を受けた吉田松陰の志を継ぐことを自らの使命としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
129
松陰先生は、死罪の判決にも動じず「承知しました」と受け入れ、付き添い役人に「今日もまたご苦労でございます」と敬意を払った。刑場の首切り役は「これほど最期の立派だった人は見たことがない」と感服したそうだ。死の直前まで毅然とした態度が、これまでの生き様に表れる。覚悟をもって生きてきたからなんだろう。何のために生きるのか、よく考えなければいけないなと思った。2023/01/15
MI
119
志半ば、30歳の若さでこの世を去った吉田松蔭。彼が弟子たちに語った言葉が綴られている。彼は身分や出身によって人を選ばず、一人ひとりから才能を見つけようと親身になった。「松下村塾」は「教えるのではなく、共に学びましょう」という理念。なかでも松蔭は行動につながらない学問は無意味だと考えた。いかに早く多くの失敗を重ねることができるか。そして未来はいくらでも自分の手で生み出すことができるという自信を休むことなくうみ続けることだ。この命をどう使い切るのか。高い志と行動力に学ぶところが多くあった。2023/02/17
ひろき@巨人の肩
117
超訳のため内容が発散した感はあったが、松蔭の自分の美学を貫き通す生き様は「覚悟の磨き方」というタイトル通りなのだと思った。以下は本書に関連するネットで拾った松蔭の名言「諸君、狂いたまえ」「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」「宜しく先ず一事より一日より始むべし」「君子は交わり経ちて悪声を出さず。」辞世の句「親思うこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん」「身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂」2020/01/02
竹城 俊之介
83
たかだか2年半開塾しただけの松下村塾。総理、官僚、軍人など維新政府の核となる人材を排出した、まさに伝説の塾。吉田松陰自身30年位しか生きていない。この短時間で一体何を?どう教えたのか? 松陰先生の凄まじさは行動力と熱い志です。行動力ありすぎて何度も何度も投獄されるも、獄中ですら教育者であり続けた男。めちゃめちゃ破天荒で、あまりにまっすぐなその生き様が、弟子たちにとっての強烈無比なロールモデルとなったのか?人の心に火をつける魂の教育者です。本書の言葉の数々は、百年を越えてなお鋭く、熱く、心揺らします。2023/10/08
esop
67
やり切るまで手を離す/なにを選ぶか、どう選ぶか/この世の恩に報いる/最高の一文字「誠」/やる恥、やらない恥/「他人事」の空気に呑まれない/一人でいる時ーー万人に見られているように振る舞う/心の声を見つける/思い込みを疑え/勉強は自分を磨くため/大切な人のために今日できること2024/09/10