TOKYO NYLON GIRLS BOOK
腹黒い11人の女

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861137259
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

現実に疲れ、夢に立ち向かう勇気を失った女の子が身を寄せる「キャバクラ」という名のモラトリアム。自分の夢と向き合うまでのストーリー。

著者等紹介

三谷晶子[ミタニアキコ]
東京都出身。俳人・三谷昭を祖父に持つ。編集プロダクション勤務を経て女性誌を中心にライターとして活動。その間、鹿児島県沖永良部島に移住、日本各地を巡る、キャバクラに勤める、東京で夜遊び三昧などをしつつ過ごす。2008年、小説『ろくでなし6TEEN』(小学館)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメフトファン

37
とても面白かったです。キャバクラを舞台にした友情物語。以前僕はブラック企業の代名詞のような会社に勤めていましたが、極限のところにいるからこそ生まれた友情を今も懐かしく思い出します。この本で登場するキャバクラ嬢達も色々な事情を抱えて苦しみながらもみんなで支えて辛うじて立っています。そんな中でも見失いがちな夢を持って少しずつでも前進しているところが爽快でした。作者の実体験に基づいたリアルティのある客とキャバクラ嬢とのやりとりも面白かったです。好き嫌いが分かれるとは思いますが僕は面白かったと思います。2014/10/20

かんたろう

2
東大生のヒカルの話が心に残った。意地悪なゼミの同級生が店に来たときどうするのか。逃げるのか、キャバ嬢として接するのか。どきどきしながら読んだが、逃げずに結局シャンパンを3本も空けさせて笑顔で帰らせたのは痛快だったしほっとした。後半、ちえりが自暴自棄になっていくのに耐えられず読むのがつらくなったが最後はすっきりハッピーな気持ちになった。この本に出てくる男達は最低の男ばかりだが、ある意味、キャバクラでの「べからず集」としても使えるかも。また読みながらずっと山田詠美が頭に浮かんでいたがあとがきを読んで納得。2012/04/11

くみ

1
「腹黒い女」なんかじゃない。愛し愛されたいと願い、夢をもった、自分に正直に生きてる女性達の話じゃないか。キャバクラに勤める女性の話。キャバクラというだけで、偏見の目で見てしまいそうになるけど、生活するためにキャラを演じてるだけで、涙ぐましい努力をしてるんだと気づく。心は純粋な乙女で、昼間に働く私達と悩み事は一緒なんだ。同じ女性として共感できる。仕事と恋に悩む20~30代の女性は一度読んでみては?2016/03/20

amotyan

1
元キャバ嬢の青春日記。もっと客の取り合いとかエグい内容を期待していただけに残念でした(。-_-。)2013/01/29

佐藤 ダリオ

0
キャバクラでの女性の働く姿を描いた小説! 日々、お金を稼がなければいけない中で選んだキャバクラという道。行ったことがないけれど 女性の必死な姿に胸をうたれた。 お金を稼ぎたい、自分の将来の夢のために いろんな経緯があると思うけど、 一緒に働く仲間の存在がとても大きいって感じた。 やりたいけど理由つけてやってないこと やろう!と強く思えた。2024/02/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4911971
  • ご注意事項