内容説明
『アルネ』を作りながら、家事に、付き合いに、引っ張り回されている生活エッセイ。連載分に書き下ろしを加えた一冊。
目次
早くお家に帰りたい
マレンコへのオマージュ
ちっちゃいお母さんだけど
うちの場合の住みよい
うちのゴミくず入れ
私の家の庭はとても小さいけれど
冬の部屋はぼんやり温かいあかりで暖まる
暖かいことはよいよい
6足目の靴
私の眼鏡、眼鏡の私〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいくん
14
☆☆☆大橋歩さんの2010年の著書です。文章が中心のエッセイ集です。大橋歩さんは外に仕事場を持っています。家にはあまりいません。朝9時に家を出て、夜19時半に帰宅するそうです。仕事場は1973年33歳の時に持ったそうです。吉本由美さんがアシスタントだったこともあったそうです。クルマで40分くらいで着くそうです。自分で作った弁当を持って行くそうです。夫は弁当を持たせても美味しいと言わないそうです。大橋歩さんの夫は私立大学教職ですが、彫刻家です。夫のことは窪美澄さんの「トリニティ」にも出てきます2020/01/23
きんぎょっち
8
イラストが少なくてほとんどエッセイのみで、ちょっと残念でした。大橋さんのお料理や家や人のイラストが大好きなので。2010年発行ですが、2002から09年まで雑誌『アルネ』に掲載されたエッセイなので、ちょっと昔のものになります。犬のだるまーはまだ元気なのかな。大橋さんのエッセイは、すっきりキッパリしていて好きです。決して上手ではない文章ですが、何が好きで何が嫌いかの基準がハッキリしており、それをハッキリ書かれているのが気持ちいい。読者にも誰にも媚びていない感じ。強い美意識をお持ちだからこそなのでしょうね。2017/11/07
ゆきらぱ
6
生活系エッセイの元祖、という趣の大橋さん。この人のキツさとナイーブさが面白い。私は慣れてしまったのかかえって自分の内面を出さない生活系のエッセイは物足りなく、自制の効かないような大橋さんの文章が好きです。2016/05/04
くるちゃん
6
年代は違うがしっかり仕事を持ちキチンと食事を作り家庭を大切に憧れる生き方。2012/12/29
椿子
4
大橋さんの文章って好きだ。それほど上手い!っていうんじゃないけど、その人の味が出てて個性的。大橋さんがどういう人かっていうのが凄くよくわかる。エッセイの内容もどうってことない内容なんだけど、とても面白かった。2013/06/25
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