内容説明
「かの日」に見た戦火の街も、「その日」に見上げた宇治川の花火も、淡い記憶となって日常に溶け込んでゆく―ありふれた日々と尊い追憶を重ね合わせて歌を詠み続けた北小路成子。2千首の中から選りすぐりの短歌を4つの時代構成と1つの情景から、昭和の時代を振り返る。北小路成子歌画集、第二弾。
目次
懐旧
かの日
その日
あたり
それから
著者等紹介
北小路成子[キタコウジシゲコ]
1926年東京に生まれる。香道を三条西堯山に、書を尾上柴舟氏に、画を河口樂土氏に師事。北小路功光氏と共に、尾張名古屋の徳川美術館、近衛家の陽明文庫にて、香道具、香木の研究、編纂に尽力する傍ら、南画を描き続ける。現在、日本自由画壇副理事長、香道御家流皆伝、師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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