内容説明
エロさor強さ?生業or自己実現?近年、さまざまな団体が活動し、一ジャンルとしてたしかな地位を築いている女子プロレス。その黎明期の10年間にみられた、冷戦下日本の家父長的なありようとレスラー自身のエンパワメント性、双方の混淆を描く。
目次
序章 「生きられた経験の断片」から浮かび上がるもの
第一章 女子プロレスの誕生
第二章 一九五四年 世界女子プロレスリング大試合
第三章 第一次女子プロレスブーム
第四章 インターセクショナルな女子レスラー表象
終章 種をまき続ける者たち
著者等紹介
瀬戸智子[セトトモコ]
東京都八王子市生まれ。シカゴ大学東アジア言語文化学科博士課程修了。博士(Ph.D)。韓国・延世大学校アンダーウッド国際大学を経て、神戸女学院大学国際学部准教授。専門は近現代日本文化史、ジェンダー史、民衆文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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