内容説明
農業をやめざるをえなかった人びとの言葉から原発被災地とは思えない「日常」の真実を探る。
目次
はじめに 何気ない営みとの遭遇
序章 原発被災地で暮らす人びとを対象として
第1章 先行研究と本論の方法―なぜ原発被災地で暮らす人びとを対象とするのか
第2章 原発事故と地域社会―なぜ原発被災地の復興は利用されやすいのか
第3章 農地を手入れする人びと―なぜ原発事故以後も農地と関わり続けるのか
第4章 事故前のように振る舞う人びと―なぜ原発事故以前と同じ周期で農地と関わるのか
第5章 農業を“やらない”人びと―なぜ原発事故以後に再び農地に対して主体性を獲得できたのか
終章 原発被災地で暮らす人びとからみえる生活再建の論理
補遺1 事故後の人びとの動向―事故前の暮らしを踏まえて
補遺2 本論の知見に関する比較検討―相違から考える仮の行く末
補違3 本研究の課題と今後の展望―原発立地地域も視野に入れて
おわりに―何気ない営みから考える重要性
著者等紹介
庄司貴俊[ショウジタカトシ]
1991年生まれ。東北学院大学大学院人間情報学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、東北学院大学非常勤講師。専攻は社会学、環境社会学、災害社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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