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内容説明
宗教専門紙記者を経てアフリカ研究者を志した筆者が、精霊の息づく島国マダガスカルで出会ったのは、国内外から多数の巡礼者を集める聖地ドゥアニ。どこか日本の神社にも似た雰囲気をもつ精霊祭祀の聖地ドァアニで繰り広げられる、躍動する祈りの実践を、信仰を形作る様々なモノやイメージに着目し描き出す。
目次
はじめに―マダガスカルに神社の幻影を求めて
1 ドゥアニ信仰の背景と構成(イメリナ地方における伝統宗教と社会制度・世界観・人間観;イメリナ地方におけるドゥアニ信仰の構成要素;イメリナ地方におけるドゥアニ信仰と他の宗教の関係性)
2 ドゥアニ信仰の生成(イメリナ地方におけるドゥアニ信仰の生成;サカラヴァ・ブイナ地方におけるドゥアニ信仰の歴史と変化;憑依儀礼チュンバの考察;西インド洋に広がるドウアニ信仰)
3 ドゥアニ信仰の発展(イメリナ地方におけるドゥアニ信仰の具象化;ドゥアニを巡礼する人々;聖地マンガベの生成と発展;マンガべにおける日常実践;ドウアニにおける権力関係)
著者等紹介
江端希之[エバタマレユキ]
1980年静岡県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専門はアフリカ地域研究、宗教研究。宗教専門新聞『中外日報』記者、日本学術振興会特別研究員DC、京都大学アフリカ地域研究資料センター機関研究員などを経て、現在、和布刈神社(北九州市)に権禰宜として奉職。また現在、京都大学アフリカ地域研究資料センター特任研究員、大阪大学外国語学部非常勤講師、全国マダガスカル伝統治療師協会(伝統治療師)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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