内容説明
キリスト教の日本への受肉化を生涯のテーマとしてきたキリスト者の最初期の直観的思索。初めての書籍化。
目次
第1章 伝統と創造の課題における「日本的霊性の理念」
第2章 日本的霊性の自覚の論理としての西田哲学
第3章 東西文化の論理的対質―場所的論理の重要性
第4章 場所的論理とキリスト教的世界観―西田哲学超克の一方向
第5章 現代の課題としての「キリスト教の辯證」
第6章 イデアリスム・絶対無・神をめぐって―新しい日本精神史の回転軸となるもの
第7章 総合点「三位一体のおいてある場所」としての絶対無の把握の重要性―日本の神学の創造的基盤
第8章 日本的思惟における「絶対弁証法」と三位一体の実存弁証法
第9章 世界教会の理念における日本の霊的使命―カトリシズムの自己更新と日本的霊性との出会い
第10章 日本私学の「道徳・宗教教育」についての一提言
著者等紹介
小野寺功[オノデライサオ]
1929年岩手県生まれ。上智大学大学院哲学研究科修了。清泉女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。