現代日本農業論考―存在と当為、日本の農業経済学の科学性、農業経済学への人間科学の導入、食料自給力指標の罠、飼料用米問題、条件不利地域論の欠陥、そして湿田問題

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現代日本農業論考―存在と当為、日本の農業経済学の科学性、農業経済学への人間科学の導入、食料自給力指標の罠、飼料用米問題、条件不利地域論の欠陥、そして湿田問題

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  • サイズ A5判/ページ数 570p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861107887
  • NDC分類 611
  • Cコード C0061

内容説明

日本の農業はどうあるべきか?どう考えていけばよいのか?科学性を確保せんがため「~すべき」という当為命題を排することで独断主義と相対主義の隘路に陥っている農業経済学の現状と正面から対峙。主観、当為を扱うことを可能とする考え方として、現象学に依拠した人間科学の導入を提案し、“考えていくための考え方”を基礎づける。

目次

序論 現代日本農業における技術論の再興と農業経済学の転回に向けた試み
技術・経済・農業―現代日本農業における「技術」の位置づけの再設定に向けて
農業経済学に人間科学を導入する必要性とその方法―「農」の多様化に学問として対応する方法
人口減少社会における農業技術―農地が余る転換点の到来と、食料自給力指標の罠
なぜ飼料用米を取り上げるのか―「飼料用米問題」とは何か
“研究対象‐論文‐学者‐謝辞の入れ子構造”をめぐる論考―本書の謝辞
新釈:角田重三郎の飼料用米論―植物育種学者・角田重三郎博士が飼料用米を研究した理由とは何か
飼料用米をめぐる群像―“代替性”と“土地条件”、二つのキーワードで読み解く飼料用米論
現行の飼料用米政策の特徴―飼料用米の「量的拡大論」と「面的拡大論」からみえてくる現行政策の特殊性
現行の飼料用米政策の問題点と改善策―飼料用米政策が批判されるべき点、そして、新たな政策の提案
条件不利地域論の欠陥と湿田―見落とされてきた条件不利性
農業・農村の多面的機能をめぐる政策は誰に利するか―湿田問題の本質
総括―各章の大要と趣旨、そして農業経済学者が農業技術を論じる意義

著者等紹介

小川真如[オガワマサユキ]
昭和61年(1986年)、島根県生まれ。東京農工大学農学部卒業。東京農工大学大学院農学府修士課程修了。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。公益社団法人全国農業共済協会「農業共済新聞」記者、東京女子大学非常勤講師、茨城大学非常勤講師などを経て、現在、一般財団法人農政調査委員会専門調査員、東京農工大学非常勤講師、恵泉女学園大学非常勤講師など。専門は農業経済学、人間科学。専門社会調査士、修士(農学)、博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

44
農政ジャーナリストの本。破天荒な本でもあるが、大学院でなにかの研究に打ち込んだ者からは、門外漢とはいえ、共感できる部分もあるだろう。私の専門では、条件不利地域としての中山間地域だが、私は水田とかコメとかよりも、人的資本の方に関心があるため、文化資本の文化経済学に傾いた。農経も限界というか、私にはしっくりこなかった。第10章では、生源寺眞一、柏雅之、橋口卓也が出てきて懐かしかったが、いずれも、私の興味にはジャストヒットしなかった。私のやってたときはグリーンツーリズム花盛りだったからな。多面的機能論も想起。2024/07/26

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