討議倫理と教育―アーペル、ヨナス、ハーバーマスのあいだ

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861107726
  • NDC分類 150
  • Cコード C0037

内容説明

アーペルによって提唱され、ハーバーマスによって定式化された道徳理論である討議倫理学を、言語論的転回の意義を踏まえ、教育実践論的に展開。そのうえで、ヨナスの責任論を契機とするアーペルの共同責任論の批判的検討を基に、討議は論理的思考の外部である“他者”によってこそ可能となるという逆説性を指摘することで、教育の倫理を論じる。言語論的転回の徹底に加え、他者論的転回の必要性という視座から、合意を目指すコミュニケーション方略としての討議倫理学の妥当性・可能性を教育学の立場から新たに示す。

目次

序章 問題関心と研究の課題―討議倫理学と教育学
第1章 アーペル討議倫理学の基本枠組―一九七〇年代の講論を中心に
第2章 アーペル討議倫理学の責任論―ヨナス責任論との比較
第3章 現代社会における責任性とその形成―アーペルの「共同責任」概念を手がかりに
第4章 超越論的語用論的な討議倫理学の教育実践への適用―相互主体的対話実践を可能にする手立て(1)
第5章 言語能力の発達段階を踏まえた討議主体形成―相互主体的対話実践を可能にする手立て(2)
第6章 ハーバーマス討議倫理学の限界が示唆する道徳教育の構想原理―教育学における討議倫理学研究の他者論的転回(1)
第7章 アーペル討議倫理学の逆説的構造が示唆する教育の倫理―教育学における討議倫理学研究の他者論的転回(2)
終章 アーペル討議倫理学の教育学的意義

著者等紹介

丸橋静香[マルハシシズカ]
旧姓、井上。1973年長崎県生まれ。広島大学教育学部教科教育学科卒業。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。島根大学講師、同准教授を経て、島根大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。教育哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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有智 麻耶

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本書は、アーペルの超越論的語用論的討議倫理学を、ヨナスの共同責任論やハーバーマスの討議倫理学と比較しながら、その教育学的な意義を明らかにしようとする研究である。日本の(教育)哲学研究において、あまり論及されてこなかったアーペルの思想が要約されている。教育事象を哲学的に分析するわけではなく、思想を(学校)教育に適用することに関心が向いているため、哲学書ではなく理論書として読むのがよい。思想家たちの差異や対立に深入りすることを避けて相互補完的な関係に置いてしまうところなど、かなり性急な印象を受けた。2023/03/15

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