“線”で読むディケンズ―速記術と想像力

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“線”で読むディケンズ―速記術と想像力

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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861107474
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

内容説明

賑やかな作品世界を生み出したディケンズ。その人物造形の秘密は、若き日に身につけた速記術にあった!?『骨董屋』『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』などの作品を、“線”にまつわる問題に着目して読み直し、「自己と他者」「生と死」「子どもと大人」などの境界線をめぐる想像力の働きを明らかにする。

目次

“線”で読むディケンズの世界
第1部 ディケンズの速記と想像力(ディケンズの速記と人物造形;ディケンズとホガースの速記術)
第2部 境界線をめぐるドラマ(大人と子どもの境界線―大人の中に子どもはいるのか;自他を隔てる境界線(1)『大いなる遺産』―ピップは自分の人生の主人公になれるのか
自他を隔てる境界線(2)『ドンビー父子』―フローレンス・ドンビーは父親の宝となれるのか)
第3部 境目の想像力(生きているのか死んでいるのか―見世物小屋としての『骨董屋』と人形の死に様;いずれは死なねばならぬから―ディケンズの『骨董屋』『互いの友』とフロイトの『快原理の彼岸』)
越境するディケンズ(の想像力)

著者等紹介

松本靖彦[マツモトヤスヒコ]
東京理科大学教養教育研究院野田キャンパス教養部教授。専門はヴィクトリア朝文学、視覚文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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GIGI

0
21世紀にディケンズ?時の試練を経た小説は時代を超えるなぁ。解釈の余地を残し、洞察させるだけの余白がある。本書は第2部が一番読みごたえがあった。国語の試験で筆者自身も考えてもいなかった考察問題があるように、古典とはあらゆるものを超えて残るものなのだな。一昔前の田舎のおじさんおばさんには「考えすぎ」と一蹴されることも、研究となると成果として結実しますね。古典は結局のところ、「服装や話し方、身振りによって」再構築可能だからこそ現代にある。2024/12/25

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