教室における政治的中立性―論争問題を扱うために

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教室における政治的中立性―論争問題を扱うために

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861107184
  • NDC分類 375.1
  • Cコード C0037

内容説明

「論争」のある問題を扱うことは、常に政治的中立をもたらすと言えるのか?教師は授業中に、自分の政治的な意見を表明してはいけないのか?様々な立場が含まれざるをえない主張を扱い議論するための方法や構想を、学校教育の実証研究を挙げて具体的に分析。私たちの多様な見解から生じる価値対立の捉え方、および公教育と民主社会の関係を再考する。

目次

第1部 論争的な政治的問題のケース(なぜ民主主義社会は論争を必要とするのか;学校で論争問題を議論することの理論的根拠;論争的な政治的問題についての定義)
第2部 教室の内側(論争問題の議論についての巧みな教え方;私たちの中に潜んでいる多様性―教室におけるイデオロギー的多様性とその論争問題の議論への影響;見解の表明・非表明―教師の論争的選択)
第3部 カリキュラム内部の論争(性質転換しつつあることを教える―何が正規の論争なのか、ということについての論争;9・11:子どもたちが教えをよく聞く究極の時間―補助教材や教科書は教室での論争をどのように扱うのか;教室でもっと論争問題を扱ってもらうために)

著者等紹介

ヘス,ダイアナ・E.[ヘス,ダイアナE.] [Hess,Diana E.]
イリノイ大学卒業後、高校の現場でしばらく社会科教師をした後、シカゴ憲法上の諸権利財団(CRFC)でカリキュラム教材開発に携わる。1990年代に公民教育研究で著名なワシントン大学のウォルター・パーカー氏の下に進学し、論争問題を学ぶ子どもたちや論争問題を教える教師たちに注目した調査研究の分野を切り開く。1998年にワシントン大学から博士号を授けられた後、1999年にウィスコンシン大学マディソン校教育学部に准教授として迎えられる。2009年に教授に昇任。現在はウィスコンシン大学マディソン校の第9代学部長に就任(2015年8月より)。合衆国の公民教育・民主主義教育の研究分野ではウェストハイマーらと並んで現在最も多くその研究が引用される。2017年にグロマイヤー教育賞を受賞。2019年から全米教育アカデミー会員

渡部竜也[ワタナベタツヤ]
1976年、広島県生まれ。東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、授業設計論、教師教育、社会改造主義教育論研究

岩崎圭祐[イワサキケイスケ]
1993年、高知県生まれ。佐川町立佐川中学校教諭。岡山大学大学院教育学研究科修士課程修了。修士(教育学)。専門は社会科教育学、論争問題学習

井上昌善[イノウエマサヨシ]
1984年、岡山県生まれ。愛媛大学教育学部講師。兵庫教育大学連合学校養育学研究科博士課程修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、民主的な議論に基づく社会科授業構成論、主権者教育論に関する研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

5
意見の異なる人達の間で議論を行うことは、民主主義の本質とも言える。本書では、論争的な政治的問題を学ぶ授業に議論を取り入れて、議論の仕方についても学ぶことの意義が擁護される。その上で、教室での議論を成功させるために教師は何ができるか、教室での意見の多様性はどうなっているか、教師は自分の意見を表明すべきか、そもそも何が議論の対象となる問題と見なされるかといった事柄について論じられる。アメリカでも、人々は同質的な環境で暮らすようになっており、異なる意見の相手と議論することは稀になっているのだという。2021/09/19

kazuya

1
講義にて扱った一冊。 「学校で論争的問題を扱うか」について、主にアメリカでの実践をもとにまとめられている。 日本でも適用できるかは別だが… 2021/12/31

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