内容説明
化学、医学、物理学、天文学、自然誌、地理、航海術、農業…イギリスとアメリカを股にかけ自らの知的好奇心のままに生きた知識人、ジョン・ウィンスロップ・ジュニアの活動を再評価。これまで見逃されてきた植民地期アメリカ文学の知的枠組の形成を跡付ける。
目次
序 大西洋を越えて
第1章 「息子のウィンスロップ氏」の部屋―“汎知”と“反‐知”の鬩ぎあい
第2章 荒野から庭園へ―ロンドン王立協会におけるニューイングランド自然誌の生成論(1)
第3章 トランスアトランティック・トランザクション―ロンドン王立協会におけるニューイングランド自然誌の生成論(2)
第4章 望遠鏡の使い方―二人のウィンスロップとコットン・マザー
第5章 我らのインディアン・コーン―アメリカのトウモロコシ/トウモロコシのアメリカ
結章 ウィンスロップ・ジュニア、トランスアトランティック・トランザクション、アメリカ文学前史
著者等紹介
佐藤憲一[サトウケンイチ]
東京理科大学理工学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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