江戸の黙阿弥―善人を描く

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江戸の黙阿弥―善人を描く

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  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861107061
  • NDC分類 912.5
  • Cコード C0074

内容説明

「悪の華」の陰に隠れた市井の善人の姿―「江戸演劇の大問屋」と称された河竹黙阿弥の作劇法とは?名優・四代目市川小団次独自の役作りとは?絵画資料を用いた画期的な研究手法により、これまで知られてこなかった江戸期の黙阿弥の作意や、黙阿弥作品の最良の演者であった小団次の工夫を解き明かす。新たな時代の黙阿弥研究!

目次

第1章 「悪の華」「白浪狂言」「江戸演劇の大問屋」―近現代の黙阿弥評価(思想なき前近代性への批判―明治の黙阿弥評価;「情緒」と「美」の強調―大正の黙阿弥評価)
第2章 修業時代の作劇法―嘉永の河原崎座(作風の萌芽―『都鳥廓白浪』;後継への挑戦―『吾孺下五十三駅』)
第3章 小団次との提携―安政の市村座(隣人としての鼠小僧―『鼠小紋東君新形』;裁判劇ではなく農民劇として―『敵討噂古市』の典拠考;愚かな善人―『敵討噂古市』における正直清兵衛の造形;二つの和尚吉三像―『三人吉三廓初買』)
第4章 江戸の終わりに―文久の市村・守田座(変容の軌跡―『青砥稿花紅彩画』;小団次一代―『勧善懲悪覗機関』)

著者等紹介

埋忠美沙[ウメタダミサ]
東京都生まれ。お茶の水女子大学准教授。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇映像)専攻博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、早稲田大学文学部講師(任期付)、早稲田大学演劇博物館講師(任期付)などを経て、2020年より現職。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。