内容説明
多国籍のメンバーを率いる日本人リーダーに求められるグローバル・マインドセットとは?日本的労働環境においてメンバーの文化的多様性を活かしつつチームを運営するリーダーの認知過程を、コンテクスト・シフティング、メンバー尊重型の行動などの概念をもとに「見える化」する。
目次
プロローグ―多文化チームと日本人リーダーの思考プロセス
第1章 国内多文化チームにおける日本人リーダーの認知的志向性とその動態
第2章 国内多文化チームにおける日本人リーダーの認知的志向性の継承モデル
第3章 研究方法における分野横断的な試み―M‐GTAと談話分析の接合
第4章 認知的複雑性と「コンテクスト・シフティング」
第5章 文化的多様性と「多元的察し」―日本的コミュニケーションの可能性
第6章 多文化チームの活用―アイデンティティ・ワークとファシリテーション
エピローグ―日本的労働環境における多文化チームと日本人リーダーの動的思考プロセス
著者等紹介
石黒武人[イシグロタケト]
武蔵野大学グローバル学部准教授。専門:異文化コミュニケーション学。組織ディスコース研究。M.A.(International Studies,University of Oregon)、修士(異文化コミュニケーション、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科)、博士(異文化コミュニケーション学、同研究科)。ライフストーリー・インタビュー、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ、談話分析などの質的研究法を研究目的に応じて用い、様々な研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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