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内容説明
ボルネオ島・サラワク州のロングハウスに暮らす「森の民」。交易の時代から植民地支配を経て、出稼ぎ、先住民運動、国立公園設立による観光業の隆盛まで―住民たちは周囲の勢力との関係のなかで、生き抜いてきた
目次
森と人が織りなす時空間へ
第1部 森の総合商社―交易拠点としてのロングハウス・コミュニティの形成(海洋交易を支えた森林資源;起源・移動・戦闘―動乱の森を生き抜く人びと;後背地の交易拠点;「流域社会」という森の社会空間;第1部のまとめ)
第2部 拡大するロングハウス・コミュニティ、縮小する社会空間(ロングハウスの空間、国家の空間;国立公園と生きる―流域の勢力図転換を生き抜く;森で食べる、森を食べる;先住民運動の光と影―「先住民」プナン人をめぐる葛藤)
森と人がつくるロングハウス
著者等紹介
佐久間香子[サクマキョウコ]
1982年京都府生まれ。北海道大学文学研究科修士課程を経て、2015年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程修了、博士(地域研究)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員、京都大学東南アジア地域研究研究所連携研究員。専門は文化人類学、東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。