内容説明
なぜ、おかしくない時でも会話に笑いを添えるのか?性別や言語文化圏が異なる人物どうしの会話におけるポライトネス(丁寧な振る舞い)を、豊富な具体例をもとに分析。対人関係を円滑にするための言語的配慮の諸相を探る。
目次
第1章 会話の中のポライトネス(会話のルールとポライトネス;言語文化圏による会話のルールの違い)
第2章 協調的発語媒介行為としての共話(協調的発語媒介行為としての共話;異文化コミュニケーションに見られる一文型の共話 ほか)
第3章 話題交換から探るポライトネスとジェンダー(会話構造を分析する視点;初対面の話者に対する日本人女性の名乗りの談話方略について ほか)
第4章 発語媒介行為としての笑い(発語媒介行為の装置―儀礼行為としての笑い;異文化コミュニケーションに現れる笑いの発語媒介行為調整機能について)
第5章 発語媒介行為としてのメタファー(会話におけるメタファーの機能;物語構造の中のメタファー―『流星花園(花より男子)』台湾、日本、韓国版の物語構造の比較)
著者等紹介
笹川洋子[ササガワヨウコ]
神戸親和女子大学文学部総合文化学科教授。東京大学大学院人文社会研究科社会学専攻、社会学修士。専門はコミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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