出版社内容情報
まちづくりは何をつくるのか? 筑波山麓地域でのフィールドワークから、人類学的まちづくり実践を提示する。まちづくりは何をつくるのか?
日本各地でおこなわれる「まちづくり」活動人びとの実践を支える論理と、そこに共有される新たなリアリティ。筑波山麓地域でのフィールドワークから、人類学的まちづくり実践を提示する。
はじめに
序章 再帰的近代、人類学的実践、「まちづくり」
1 再帰的近代
2 文化人類学の置かれる文脈
3 「まちづくり」における人類学的実践
第1章 「まちづくり」への人類学的アプローチに向けて
1 既存の「まちづくり」論の整理
2 フィールドワーク、開発(の)人類学、アクター志向アプローチ
第2章 再帰的近代化としての「まちづくり」
1 戦後日本における地域開発と三つの「まちづくり」
2 筑波研究学園都市開発における「まちづくり」の展開
第3章 筑波山麓地域の生活世界
1 筑波山麓地域および北条地区の地理的・歴史的状況
2 北条地区における社会組織とコミュニティの変容
第4章 「あの頃の北条」をめぐる空間づくり
1 「わたし」の記述について
2 北条地区の「まちづくり」前史
3 事業検討の段階
4 プロジェクト・プロセス
5 「まちづくり」実践の論理
第5章 地域資源を活用した特産品づくり
1 プロジェクトの背景
2 プロジェクト・プロセス―北条米コミュニティ構想
3 特産品のもつ再帰性と両義性
第6章 まちづくり実践の「発明品」
1 「まちづくり」を通じてつくられるもの
2 「まちづくり」実践のリアリティ
終章 人類学的まちづくり実践とは
1 人類学的まちづくり実践の様態
2 ためらいの人類学的実践
おわりに
参考文献・参考資料
索引
早川公[ハヤカワコウ]
著・文・その他
内容説明
ほどく/むすぶ/かたどる…まちづくりは何をつくるのか?日本各地でおこなわれる「まちづくり」活動。人びとの実践を支える論理と、そこに共有される新たなリアリティ。筑波山麓地域でのフィールドワークから人類学的まちづくり実践を提示する。
目次
序章 再帰的近代、人類学的実践、「まちづくり」
第1章 「まちづくり」への人類学的アプローチに向けて
第2章 再帰的近代化としての「まちづくり」
第3章 筑波山麓地域の生活世界
第4章 「あの頃の北条」をめぐる空間づくり
第5章 地域資源を活用した特産品づくり
第6章 まちづくり実践の「発明品」
終章 人類学的まちづくり実践とは
著者等紹介
早川公[ハヤカワコウ]
1981年宮城県松島町生まれ。筑波大学第三学群国際総合学類卒業、同大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻修了。博士(国際政治経済学)。専門社会調査士。博士課程修了後、民間企業勤務およびNPO法人代表を経て、仁愛大学人間学部講師。専門は、文化人類学/応用人類学、まちづくり/地域づくり論、地域志向教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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