出版社内容情報
2006年にケンブリッジ大学出版局から刊行された版を底本とし、物語の鑑賞に有用な注を付す。端正な現代日本語で読む最新訳。2006年にケンブリッジ大学出版局から刊行された版を底本とし、物語の鑑賞に有用な注を付す。端正な現代日本語で読む最新訳。
はじめに
第I巻
第II巻
おわりに
ジェイン・オースティン[ジェインオースティン]
著・文・その他
藤田永祐[フジタエイスケ]
翻訳
内容説明
周囲に説得されて婚約を解消したアンは八年ぶりにウェントワース大佐と再会し、物語は静かに動きだす…二〇〇六年刊行の細やかな注釈を載せたケンブリッジ版を底本とした、二十一世紀のジェイン・オースティン。流麗な現代日本語でオースティン最後の完成作品を読む。最新訳。
著者等紹介
藤田永祐[フジタエイスケ]
1938年生まれ。東京大学文学部英文科卒業後、同大学大学院英語英文学修士課程修了。獨協大学名誉教授。一般社団法人市民社会とレジリエンス研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅はこべ
70
ベンウィック大佐がルイーズと恋に落ちたのはハーヴィル大佐から解放されたかったからじゃないかな。2025/03/19
ごへいもち
17
別版で既読。ドラマも見た。やっぱりクスクス笑えるエンタメ2023/06/04
おでんのたまご
7
オースティンの作品は6冊目。これでひとまず最後。他に読んだやつより比較的新しい文だし、注釈がそのページに書かれているので、かなり読みやすかった。内容も個人的には上位にくる面白さ。やっぱり熱い告白の言葉が文中で書かれると盛り上がるなー。アンがウェントワースが聞いてるなか「女の人の気持ちは変わりません」というところ感動するし、ウェントワースの手紙はニヤニヤしてしまうし。ずっとナイトリーが私の中で不動の一位だったけどウェントワース大佐もいいな。エリオット氏が対比として秀逸なキャラクターだったのもあると思う。2021/08/28
Э0!P!
5
親世代が子供の結婚に口を出すということ。アンではなくラッセル令夫人にスポットライトを当てて読むべき作品。ジェーン・オースティンの晩年の作品ということもあり、親として子供の恋愛にあれこれ口を出すことに無条件に贖宥状を与えようとする潜在的な意図を感じずにはいられない。過保護ではあるものの親の懸念と愛情を描き出す趣旨は確かに理解できるのだが、今作品では、それを受け取る世代の聞き分けがいくらなんでも従順すぎるのではないかと思わないでもない。2024/04/04
みらむし
5
オースティン好きだけど相当サイコパスだと思う。英文学特有の人間観察眼の究極。これが国民的作家って(貶しているわけではなく)イギリス人って相当性格悪いなと思う笑 2019/07/28
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- 和書
- 少年非行と法