出版社内容情報
プラトンの対話篇やスピノザの『エチカ』の形式を採りながら、存在、生、死、他者、愛、ことばをめぐり思索を重ねる哲学の試み。
1章 薔薇のことば
2章 [対話篇]ことばと存在
? 降ってくることば、湧きあがることば 渡部和雄/中川晋介/北岡崇
? 翻訳・詩・権力 渡部和雄/北岡崇/成瀬高明/小川雅魚/佐藤秀明
? 生にして死である詩 渡部和雄/北岡崇/成瀬高明/佐藤秀明
3章 不在の現在
4章 ロゴス・プネウマティコス
5章 ことばの彼方─現実・愛・洞察
6章 光、あるいは不可能なことば
7章 光の深淵
8章 全体者にして唯一者である存在
9章 愛の記憶─素描
10章 世界の秘密─解釈/ことば/表現
11章 ニーチェと「聖書」の間─愛に関する若干の記述の考察
12章 変わらないものだけが変わるのか? 変わるのは変わらないものだけか?
13章 他者、死、愛をめぐる哲学断片
14章 『マタイによる福音書』読解に際しての七項
15章 カントをめぐる四つの試論
? 純粋直観について─理性の自己認識としての超越論的感性論
? 自己認識のアポリア─超越論的統覚に関するカントの若干の記述の考察
? 自己認識の方法─総合的方法と分析的方法
? 純粋直観の働きとは何か─カントの空間論に即して
北岡崇[キタオカタカシ]
著・文・その他
内容説明
ことば、存在、愛、他者、死…学術論文や講演記録の他、対話体やエッセイやアフォリズムなど、さまざまなスタイルを採りつつ、テキスト研究の自閉性を超えて思索を重ねた哲学の試み。
目次
薔薇のことば
“対話篇”ことばと存在
不在の現在
ロゴス・プネウマティコス
ことばの彼方―現実・愛・洞察
光、あるいは不可能なことば
光の深淵
全体者にして唯一者である存在
愛の記憶―素描
世界の秘密―解釈/ことば/表現〔ほか〕
著者等紹介
北岡崇[キタオカタカシ]
1949年三重県に生まれる。1971年一橋大学経済学部卒業。1976年同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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