出版社内容情報
「学術調査」と称されるアイヌ墓地発掘から窺える、知の権力性と暴力性とは。2008年の旧版に2016年までの新たな経緯を補記。
■目次より
第一章 幕末の事件
第二章 明治と大正の発掘旅行
第三章 昭和の学術調査
第四章 「人為的」損傷の研究
第五章 発掘の論理と倫理
第六章 知の力
補章 遺骨の返還を求めて
植木哲也[ウエキテツヤ]
植木哲也(うえき・てつや)
1956年生まれ。苫小牧駒澤大学教授。哲学、科学技術社会論、比較文化論などの講義を担当している。
おもな著書に『植民学の記憶―アイヌ差別と学問の責任』、訳書にファイヤアーベント『理性よ、さらば』、マッギン『ウィトゲンシュタインの言語論』(共訳)など。
内容説明
江戸末期、犯罪として裁かれたアイヌ墓地発掘は明治以降、「学術調査」の名の下に公認され、アイヌ民族の抵抗は無視され続けた。小金井良精、児玉作左衛門など代表的アイヌ学者たちの動きを追い、学問に内在する「暴力への意志」を浮き彫りにする!
目次
第1章 幕末の事件
第2章 明治と大正の発掘旅行
第3章 昭和の学術調査
第4章 「人為的」損傷の研究
第5章 発掘の論理と倫理
第6章 知の力
補章 遺骨の返還を求めて
著者等紹介
植木哲也[ウエキテツヤ]
1956年生まれ。苫小牧駒澤大学教授。哲学、科学技術社会論、比較文化論などの講義を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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