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出版社内容情報
なぜダブリンはすぐれた文学者たちを輩出してきたのか。スウィフト、ワイルド、ジョイスから現在の作家まで、作品を生み出す土壌となった都市ダブリンとの関係に注目しながら、文学者たちの足跡をたどる。
序章 ダブリンという都市:言語芸術の創造を駆動する力―文学者たちの軌跡から探る【木村正俊】
第1章 ジョナサン・スウィフト:「憤怒」と「自由」と―諷刺精神を涵養する磁場としてのダブリン【原田範行】
第2章 ブラム・ストーカー:吸血鬼の眠る都市―『ドラキュラ』の源泉を求めて【桃尾美佳】
第3章 レイディ・グレゴリー:舞台で語り継ぐアイルランドの歴史―ナショナリズムと口承文学【岩田美喜】
第4章 ジョージ・ムア:唯美主義小説の開花―ダブリンでの十年【高倉章男】
第5章 オスカー・ワイルド:仮面の下のアイリッシュネス―ケルトの言語文化の伝統とワイルド文学【宮崎かすみ】
第6章 バーナード・ショー:笑いで警告する預言者―皮肉に込められた「生」の向上への情熱【森川寿】
第7章 W・B・イェイツ:アイルランド文芸復興運動を牽引―『キャスリーン伯爵夫人』にみる劇場理念の追求【佐藤容子】
第8章 ジョージ・ラッセル:揺るぎない神秘主義者―ダブリンの薄明に郷愁を覚えた多才な文学者【山崎弘行】
第9章 J・M・シング:孤絶した社会に生きる「英雄」たちへの目―喜劇的リアリズムの極点へ【木村正俊】
第10章 ショーン・オケイシー:ダブリンのスラム街の想像力と身体的現実─ストーリーとヒストリーの交わるところ【坂内太】
第11章 ジェイムズ・ジョイス:文学における地域性と国際性―都市ダブリンの構想をめぐって【結城英雄】
第12章 サミュエル・ベケット:どこにもない故郷への旅―死者たちとの出会い【堀真理子】
第13章 パトリック・カヴァナ:イニスキーン・ロードからラグラン・ロードへ―田舎者詩人の上京【佐藤亨】
第14章 エドナ・オブライエン:アイルランド女性の脱神話化―カントリー・ガールの内なる戦い【岩上はる子】
第15章 シェイマス・ヒーニー:骨に書かれた文様―ヴァイキング都市ダブリンと詩人の転機【中尾まさみ】
第16章 主要な現代小説家たち:固定値と変化との共謀―コルム・トビーン、ダーモット・ボルジャー、ロディ・ドイルの場合【伊藤範子】
第17章 主要な現代詩人たち:詩人たちによって生成され続けるダブリン―キンセラ、モンタギュー、ミーハンの場合【西谷茉莉子】
第18章 主要な現代劇作家たち:演劇のグローバライゼイションとアイルランド演劇―セバスチャン・バリーとコナー・マクファーソンの場合【三神弘子】
木村正俊[キムラマサトシ]
木村正俊(きむら・まさとし)
神奈川県立外語短期大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。
著書に『アイルランド文学 その伝統と遺産』(編著、開文社出版、2014)、訳書に『ケルティック・テクストを巡る』(共訳、中央大学出版部、2013)などがある。
内容説明
なぜダブリンはすぐれた文学者たちを輩出してきたのか。スウィフト、ワイルド、ジョイスから現代の作家まで、作品を生み出す土壌となった都市ダブリンとの関係に注目しながら、文学者たちの足跡をたどる。
目次
ダブリンという都市―言語芸術の創造を駆動する力‐文学者たちの軌跡から探る
ジョナサン・スウィフト―「憤怒」と「自由」と‐諷刺精神を涵養する磁場としてのダブリン
ブラム・ストーカー―吸血鬼の眠る都市‐『ドラキュラ』の源泉を求めて
レイディ・グレゴリー―舞台で語り継ぐアイルランドの歴史‐ナショナリズムと口承文学
ジョージ・ムア―唯美主義小説の開花‐ダブリンでの十年
オスカー・ワイルド―仮面の下のアイリッシュネス‐ケルトの言語文化の伝統とワイルド文学
バーナード・ショー―笑いで警告する預言者‐皮肉に込められた「生」の向上への情熱
W.B.イェイツ―アイルランド文芸復興運動を牽引‐『キャスリーン伯爵夫人』にみる劇場理念の追求
ジョージ・ラッセル―揺るぎない神秘主義者‐ダブリンの薄明に郷愁を覚えた多才な文学者
J.M.シング―孤絶した社会に生きる「英雄」たちへの目‐喜劇的リアリズムの極点へ
ショーン・オケイシー―ダブリンのスラム街の想像力と身体的現実‐ストーリーとヒストリーの交わるところ
ジェイムズ・ジョイス―文学における地域性と国際性‐都市ダブリンの構想をめぐって
サミュエル・ベケット―どこにもない故郷への旅‐死者たちとの出会い
パトリック・カヴァナ―イニスキーン・ロードからラグラン・ロードへ‐田舎者詩人の上京
エドナ・オブライエン―アイルランド女性の脱神話化‐カントリー・ガールの内なる戦い
シェイマス・ヒーニー―骨に書かれた文様‐ヴァイキング都市ダブリンと詩人の転機
主要な現代小説家たち―固定値と変化との共謀‐コルム・トビーン、ダーモット・ボルジャー、ロディ・ドイルの場合
主要な現代詩人たち―詩人たちによって生成され続けるダブリン‐キンセラ、モンタギュー、ミーハンの場合
主要な現代劇作家たち―演劇のグローバライゼーションとアイルランド演劇‐セバスチャン・バリーとコナー・マクファーソンの場合
著者等紹介
木村正俊[キムラマサトシ]
神奈川県立外語短期大学名誉教授。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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