現代の学校を読み解く―学校の現在地と教育の未来

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861105043
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0037

内容説明

いま学校で何が起きているか、教育は社会を照らす希望となるか。学校の社会的意義が揺らぎつつある現代。若き教育学者たちが、教育現場の最前線から教育の未来を描く視点を提示し、ありうべき学校を構想する。

目次

第1部 現代の学校はどうなっているか?(現代の学校の課題と可能性;「教科書を教える学校」から「カリキュラムを開発する学校」へ;新しい学校と教師の学習;ゼロからの理念型学校づくり―君に熱意や志はあるか;超学校社会―“学校まみれ”の社会と学校を超える社会)
第2部 現代の学校を考える視点とは?(近代/現代の学校を批判的に考える―学校を変えるためのリアリズム;学校の仕事の拡大史;制度としての学校;ドイツの学校は国家とどう付き合ってきたか;学校は世界の子どもを救えるか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

有智 麻耶

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再読。1〜5章で現代の学校について経営、カリキュラム、教師の学習、学校作り、学校まみれの社会といった視点で論じた後、6〜10章で現代の学校を考える視点として哲学、歴史、制度論、国際比較、開発といったテーマから論じている。改めて、今までにない「0から」考えることができる教科書だと思う。残念ながら、現場の先生方は最新の研究成果を学ばない(か、学ぶ余裕がない)。そもそもベテランと言われる先生は、下手をすればポストモダンの学説すら知らないかもしれない。若い世代が如何に、彼らと関係を取り結んでいけるか、今後に期待。2017/07/04

有智 麻耶

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若き教育学者9名と、実際に革命的な学校を作った1名が、それぞれの分野に即して現代の学校の現状や課題、そしてこれからの学校をどう構想していくのか、ということについて論じる。教育学を、単に教師と子どもの関係や、授業の方法などとは捉えず、より構造的な、社会科学の一環として捉える視座を与えてくれる。大学・院の教科書だが、いわゆる親切な本では決してない。しかし、それこそが苦労して学ぶことの楽しさを教えてくれるのではないだろうか。何度も読み返すべき本。2016/07/14

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