オール・アバウト・ラブ―愛をめぐる13の試論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861104923
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0036

内容説明

もう傷つかないために、再び愛するために。人種やセクシュアリティによる抑圧を批判し、消費社会のなかで消費できないものと出会う歓びを訴える。全米でベストセラーとなり、読者を静かな熱狂で包み込んだ名著、初の邦訳。

目次

恩寵―愛にふれて
明晰さ―愛に言葉を与える
正義―子ども時代の愛のレッスン
誠実―愛に忠実なれ
献身―愛を私の中に存在させよう
スピリチュアリティ―神聖なる愛
価値観―愛の倫理に従って生きること
貪欲―ただ愛せよ
共同体―愛と交わり
相互性―愛の核心
ロマンス―甘美な愛
喪失―生と死のなかで愛すること
癒し―あがないの愛
運命―天使が愛を語るとき

著者等紹介

フックス,ベル[フックス,ベル] [hooks,bell]
1952‐。現代アメリカを代表する文化・社会批評家、著述家、思想家、教育者。本名グロリア・ワトキンス(Gloria Jean Watkins)。ケンタッキー州ホプキンズヴィル出身。フェミニズム批評史における記念碑的作品となったAin’t I A Woman:Black Women and Feminism(1981)以来、毎年のように著作を発表し、現在ではその数は35以上にものぼる。とりわけ視覚芸術、映画、音楽、ポピュラー・カルチャーを題材にすぐれた黒人フェミニスト文化論を展開している

宮本敬子[ミヤモトケイコ]
西南学院大学教授。ニューヨーク州立大学大学院(バッファロー校)比較文学科博士課程修了(Ph.D.)。専門はアメリカ文学・文化、アフリカ系アメリカ文学、ジェンダー・フェミニズム思想、トニ・モリスン研究

大塚由美子[オオツカユミコ]
北九州市立大学・西南学院大学非常勤講師。北九州市立大学大学院博士後期課程社会システム研究科修了(学術博士)。専門はアメリカ文学およびカナダ文学、女性作家研究、マーガレット・アトウッド研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gachin

1
研究者による愛についての考察。エマワトソンに興味があった時期に感化されて読んだ。広範な引用をしながら、筆者自身の経験を絡めて極めて冷静に(半ばニヒリスティックに)議論が進んでゆく。訳文はとても綺麗だったのだが、各論的で理路が見極めにくく、私には結論めいたもの・通底するメッセージが読み取れなかった(この手の本で、フロムの『愛するということ』に比肩するものは未だ目にしない)。しかしながら、結論に達しなくとも、愛にまつわる諸トピックについて考察を深めるその行為も、十分意義のあることである。本書はそんな感じの本。

あまね

0
愛とは何かを定義したうえで、愛の実践について様々な側面から考察したエッセイ。本書のすごいところは愛が存在することを信じて、説得力をもって実践方法を語っているとこ炉ではないでしょうか。また、世の中の愛についての考え方に対する批判も鋭くなされていて、読みごたえがあります。ただ、個人的にはスピリチュアルや宗教のお話はピンときませんでした。2023/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10434374
  • ご注意事項

最近チェックした商品