内容説明
「走婚」と呼ばれる「妻問い婚」が今なお維持されている中国少数民族のひとつ摩梭人社会。一七年にわたるフィールドワークを通じ、「共生」という視点から社会と人々の意識の変化をいきいきと捉え、母系社会構造の全体像を動態的に探った民族誌!
目次
序章 母系社会のいま
第1章 雲南省と調査地の概要
第2章 婚姻と家族形態
第3章 宗教活動
第4章 神話と祭儀
第5章 異文化受容の現状
第6章 民族意識の形成と変化
終章 母系社会のこれから
著者等紹介
金縄初美[カネナワハツミ]
1991年西南学院大学文学部国際文化学科卒業。2003年西南学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了。2006年博士(文学)学位取得(西南学院大学)。2008年西南学院大学言語教育センター(中国語担当助教)。2009年北九州市立大学外国語学部中国学科准教授。2013年西南学院大学国際文化学部准教授。2015年西南学院大学国際文化学部教授(現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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