内容説明
統計的アプローチが浮かび上がらせる、近代東アジア経済の実相。戦前期における日本と中国の在来産業を、取引慣行や中間組織などの制度的観点から比較することで、両国経済の歴史的特質を抽出。東アジアを基盤とした労働集約的産業の「制度間競争」「産業システム間競争」の諸相を解明する試み。
目次
問題提起と分析視角
第1部 戦前日本・中国の「産業システム」比較(磁器産地、景徳鎮・有田の「産業システム」比較;戦前日本・中国における花莚産地の「産業システム」比較;戦前日本・中国におけるメリヤス製造業の「産業システム」比較;戦前日本・中国におけるゴム製品製造業の「産業システム」比較―企業間協力のあり方を通じて)
第2部 共通の経済制度をめぐる戦前日本・中国の「分岐」(日本と中国で生糸検査所の成果がなぜ異なったのか?―査所をめぐる慣行や観念を中心に;取引所制度の受容からみた戦前日本・中国の経済社会;日本と中国における企業文化の「基層」をめぐって―企業観と利益分配からの分析)
第3部 戦前日本・中国間の経済交流・摩擦・調整(「声価」の政治経済学―戦間期の工業組合・外国商に関する言説を中心に;戦前日本・台湾における模造パナマ帽の「産業システム」比較)
結論と展望
著者等紹介
四方田雅史[ヨモダマサフミ]
1972年生まれ。早稲田大学経済学研究科博士後期課程満期退学。博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学政治経済学術院助教などを経て、静岡文化芸術大学文化政策学部准教授。専門は近代の日本・アジア経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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