内容説明
スケールが大きくて捉えどころのない「環境」と、個人の生活感覚とのギャップは、どのように縮められるのか。食料自給率、生物多様性、南方熊楠、身体論など、さまざまな視点から問いかけることで、想像力を押し広げ発想の転換を促す刺激的論集。
目次
1 環境への思い(ファンタスティックな環境;触覚性環境 ほか)
2 一歩後退二歩前進(非合理の合理性;ケンムン広場―生物多様性モニタリング研究における保全生態学と情報学の協働 ほか)
3 文化的環境(初期日本哲学における「自然」;南方熊楠・説話研究と生態学の夢想 ほか)
4 障碍者・高齢者・避難者の環境(22世紀身体論―哲学的身体論はどのような夢をみるのか;移動・移用についての小論―フレッシュな生命 ほか)
著者等紹介
山田利明[ヤマダトシアキ]
1974年大正大学大学院文学研究科博士課程満期退学。東洋大学文学部東洋思想文化学科教授。中国哲学、道教儀礼研究
河本英夫[カワモトヒデオ]
1982年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東洋大学文学部哲学科教授。科学哲学、システム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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