内容説明
ペリーと黒船の来航が両国の外交に果たした役割とは何か。明治以降、草の根レベルでの文化外交モデルとなってきた黒船祭に両国政府がどのように関わってきたかを分析し、黒船祭を通じて日米関係史を見直す。
目次
第1章 日本人がペリーを好きになった理由―一九世紀末から一九〇五年(歴史的背景;ペリーと村人たち ほか)
第2章 ペリーと日本―一九〇九年から戦争中(横浜開港五〇年祭;銅像建設:井伊直弼の像 ほか)
第3章 日米の文化外交におけるペリー一〇〇年記念祭の意義―戦後から冷戦期(一九四五年‐一九五三年)(敗戦と占領期;アメリカの文化政策 ほか)
第4章 沖縄におけるペリー一〇〇年記念祭とアメリカの文化宣伝―戦後から冷戦期(一九四五年‐一九五三年)(沖縄の背景;沖縄におけるアメリカ軍政府の形成と文化復旧 ほか)
第5章 アメリカにおける日本のイメージ―黒船祭と日米交流一五〇周年に向けて(ペリーの日本開国と一九世紀のアメリカにおける日本のイメージ;アメリカにやってきた侍たち:遣米使節団 ほか)
著者等紹介
佐伯千鶴[サエキチズル]
歴史学博士。米国オクラホマ大学客員助教授を経て、現在、北アラバマ大学准教授。専攻は、日米関係史、文化外交(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 文墨宵話 〈上〉