内容説明
「しぶとく生きる」ために、我々にできることは、なにか。戦中・戦後を生き抜いた哲学者と演出家、渾身のメッセージ。
目次
「戦後」の終焉(原爆が落ちたとき;テキ屋ぐらし ほか)
ことばがうまれるとき(言語発生の弁証法;「渾沌」からことばへ ほか)
からだの文体(はずみを失うからだ;土地とことば ほか)
待つしかない、か。(ハイデガーの挫折;ハイデガーの「転回」 ほか)
他者への呼びかけ(「私」がうまれる;身体のロゴス ほか)
希望なき世紀に(からだをそだてる;理解はからだ ほか)
著者等紹介
木田元[キダゲン]
1928年新潟市に生まれる。東北大学大学院哲学科修了。哲学者。中央大学名誉教授。メルロ=ポンティをはじめ訳書多数。2014年8月死去
竹内敏晴[タケウチトシハル]
1925年東京に生まれる。東京大学文学部卒業。演出家。劇団ぶどうの会、代々木小劇場を経て、1972年竹内演劇研究所を開設。宮城教育大学教授、南山短期大学教授として教育にも携わる一方、「からだとことばのレッスン」に基づく演劇創造、人間関係の気づきと変容、障害者療育に打ち込む。2009年9月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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