内容説明
超越とは何か?空海や一遍の宗教言語から、オットー、エリアーデ、英国フィンドホーンのニューエイジまでを取り上げ、実存と超越のダイナミックな相互作用を描き出す。ここでいま生きていること、この実存が秘めた途方もなく深い奥行き―。
目次
第1部 (祈りと巡礼;宗教言語の遙かなる地平;超越とヒエロファニー;「絶対と相対の関係」としての人間と超越の問題;解釈における創造と発見―エリアーデとリクール)
第2部 (名号の一遍;癒しの思想と人間観―滝沢克己の「純粋神人学」の視点より;教祖の存在構造―天と地をむすぶ人;フィンドホーンの奇蹟―内なる神と妖精たち;秘密と開顕のあわい―密教が顕教化するとき ほか)
著者等紹介
棚次正和[タナツグマサカズ]
京都府立医科大学大学院医学研究科教授。1979年、京都大学大学院文学研究科博士課程修了。1992年に筑波大学哲学・思想学系助教授、1998年の同・教授を経て、2002年より現職。研究テーマは、祈りの一般研究、人体論、医学哲学、スピリチュアルケアなど。「宗教と科学の対話」、「祈り(魂)と遺伝子」の共同研究にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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