内容説明
ジョンソン辞書を16~17世紀英国における英知や知識の総体ととらえ、辞書に引用された作品や作家の問題を引用数から考察し、18世紀英国の啓蒙思想のもとに位置づける。画期的辞書が物語る“ひらかれた”辞書史。
目次
第1章 イギリス辞書史―ジョンソン以前の英語辞典
第2章 言語アカデミー思想
第3章 ジョンソン英語辞典構想案(1747)
第4章 18世紀英国におけるジョンソン辞書編纂の理念
第5章 ジョンソン辞書完成までの道のり
第6章 ジョンソン英語辞典序文(1755)
第7章 イングランド啓蒙思想下のジョンソン辞書
第8章 ジョンソン英語辞典の収録語彙
第9章 知の総体としてのジョンソン辞書
第10章 ジョンソン英語辞典における意味表記
第11章 ジョンソン辞書からNEDへ
附録 ジョンソンの知の総体―ジョンソンが引用した作家および作品一覧
著者等紹介
早川勇[ハヤカワイサム]
1947年愛知県名古屋市生まれ。1971年愛知県立大学文学部英文学科卒業。1997年言語文化学博士(大阪大学)。1998年英国エクセター大学応用言語学研究科博士課程満期退学。日本英学史学会豊田實賞受賞。2008年英国ロンドン大学高等研究院英語研究所客員研究員。2009年Marquis Who’s Who in the World(2009‐14)に掲載される。現在、愛知大学地域政策学部教授、愛知大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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