内容説明
アヴァ・プレヴォー、ユゴー、モーパッサン、カザンザキスなど、古今の名作を味読。ユング心理学とキリスト教グノーシス主義を用いて作品の深層構造に迫る、ユニークな文学論。
目次
第1部 理論(人間と文学―二元論的文学論;人間とは何か―深層心理学を通して;数のもつ象徴性の古典的解釈)
第2部 フランス文学史(フランス古典主義文学の時代まで;フランス・ロマン主義文学から写実・自然主義文学へ)
第3部 作品研究(『マノン・レスコー』の深層構造;『椿姫』の深層構造―『マノン・レスコー』と比較して;ユゴー『ノートルダム・ド・パリ』の深層構造;モーパッサン『女の一生』と『ベラミ』の比較考察;モーパッサン『オリーブ畑』の深層構造;『モワロン』―モーパッサンによるもうひとつのヨブ記 ほか)
著者等紹介
小出龍太郎[コイデリュウタロウ]
1952年生まれ。大阪芸術大学短期大学部教養課程教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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