内容説明
ハーンによる評価を通じて18世紀スコットランドの詩人トムソンの再評価を促し、両者に共通するケルト性をあきらかにする。
目次
序 ハーンのトムソン『四季』評価
第1章 『四季』―「冬」と「春」を中心に(自然の脅威;トムソンの「春」の愛と生命)
第2章 『四季』―「夏」と「秋」を中心に(ハーンの熱帯志向;ハーンと虫;虫と命の連鎖;宇宙と存在の環;トムソンと科学)
第3章 『四季』―愛、メランコリー、自然観を中心に(「秋」のラヴィーニア物語;トムソンと動物愛;トムソンと愛国心;トムソンとハーンのメランコリー;自然観における科学と宗教)
第4章 ケルトと日本をつなぐ怪異(ハーンにおける怪異;トムソンにおける怪異)
著者等紹介
先川暢郎[サキカワノブオ]
1944年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。現在、拓殖大学政経学部教授、日本カレドニア学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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