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内容説明
巨大な父の影から逃げ続けたフランツ・クサヴァーは、人妻ヨーゼファと激しい恋におち、自分をとりもどしはじめる…。史実にもとづき、「人間」モーツァルトをあざやかに描きだす。
著者等紹介
高井道夫[タカイミチオ]
1948年、東京生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とおこ
5
モーツァルトの華やかな音楽は大好きで、読書の時にもお世話になっている。しかし、彼に家族、息子がいることまでは知らなかった。タイトル通り、モーツァルトの息子の物語。あまりに大きな父親がいることの重みと向き合うことの苦しさが切ない。再婚しているのに前夫の栄光を後世に残すことばかりに終始する母親に読んでいてうんざりさせられる。彼女は結局何を追って行きていたのか、自身の子供にもっと目をかけてあげられなかったのかと疑問に思う。彼自身を見つめ続けたヨーゼファとユリアは本当の安らぎになっていたことが何より救いだった2018/09/16
小池馨子
0
装丁がとてもすてきだったので手にしました。2011/03/25