内容説明
「自由」と「民主主義」のあらたな試練。自由主義/社会主義という二項対立の消滅後、原理主義や民族主義の台頭により新局面をむかえつつある議会制民主主義の諸相をさぐる。
目次
第1部 旧西側諸国の諸相(リベラル・デモクラシーの歴史的自己認識―F.フクヤマ『歴史の終わりと最後の人間』の歴史哲学が孕む困難;イギリスの政党政治とリベラル・デモクラシー;黒・黄・緑(ジャマイカ)連立政権樹立への道
スペイン民族主義と周辺民族主義
フランスの現代一九八一年‐一九九五年―ミッテランとシラクの時代)
第2部 旧東側諸国の諸相(ロシアにおけるデモクラシーの現実と可能性;チェコ=ドイツ未来基金設立の背景と現状―民主化がもたらした歴史認識の問題を中心に;冷戦終結後のバルト諸国―民主主義体制への「復帰」;冷戦終結後のルーマニアにおける民主主義の進展)
著者等紹介
永松雄彦[ナガマツタケヒコ]
1943年生まれ。京都外国語大学教授
萬田悦生[マンダエツオ]
1940年生まれ。京都外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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