内容説明
砂漠の緑化活動を生活改善と融合させることで根づかせた青年海外協力隊。その成功の背景には、文化を異にする日本人とニジェール人の葛藤を超える創発的な戦略形成があった。開発援助のプロセスを組織学習と認知科学の視点から分析し、ボランティア組織のあるべき姿を探求する。
目次
第1章 共通の目的意識を求めて
第2章 ボランティア組織の学習過程
第3章 主役と脇役
第4章 カレゴロプロジェクトの過程と障壁
第5章 カレゴロプロジェクトにおける組織学習のプロセス
第6章 認知科学的学習理論による組織学習の分析
結論
著者等紹介
関谷雄一[セキヤユウイチ]
1969年兵庫県に生まれる。1993年東京大学教養学部教養学科卒業。現在、青山学院女子短期大学准教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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