内容説明
なぜインカ帝国は広大な地域を急速に支配できたのか?インカ王権の構造を紀元前まで遡って抽出。アンデス諸社会の興亡を新たなモデルによりダイナミックに描き出す。
目次
第1部 社会動態(クイスマンク王国とは?―歴史史料からみるカハマルカ地方;サンタ・デリア遺跡の発掘―考古資料からみるカハマルカ地方;タンタリカ遺跡の発掘―インカの到来;インカ期の社会動態)
第2部 構造(クントゥル・ワシ―「構造」の生成;ティワナク―変換;インカ王権の構造;アンデスの構造―四面体モデルの提唱;先スペイン期アンデスにおける社会動態と構造)
著者等紹介
渡部森哉[ワタナベシンヤ]
1973年3月福島県会津地方に生まれる。専門はアンデス考古学、文化人類学。1995年から毎年ペルーで調査を続けている。東京大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。2006年4月より南山大学人文学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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