内容説明
横浜の出版社・春風社社長が、ないないづくしの創業の頃から現在までを語る。本作り、会社経営にまつわる笑いと涙のエピソード満載。
目次
出版社の作り方
出版人はつらいよ
わが師ヤスケン
やっぱり本が好き
出版人の骨やすめ
遠くにありて
著者等紹介
三浦衛[ミウラマモル]
春風社代表取締役。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。その後、東京都内の出版社に勤務。99年、春風社を創業。学術書を中心に現在まで約300点を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
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春風社という小出版社の本。少し前にレビューした編集者安原顯さんの本を出した出版社でも有ります。それもそのはず、春風社社長の著者は伝説の編集者安原顯がプロの小説家を育てるべく始めた「創作学校」の一期生だったそうです。著者は秋田出身で教師をした後、出版社で働くがそこが倒産したために、自分で春風社を立ち上げ社長におさまります。そんな学術書中心のお堅い出版社の内部事情やお世話になった安原顯との心温まるエピソードなどを交えての社長の語る自社の歴史エピソード等が詰まった面白本です。硬い本の会社の割にはぶっ飛び話満載!2025/06/21
saku_taka
0
前半は出版社のつくりかた,出版に関するエピソードがいろいろ面白いが,後半は個人的なエッセイになっていて,あんまり面白くない。2012/01/23
りん
0
出版業界がいつだって景気が良くないけど、本を作りたい人たちがいる限り、紙の本はまだまだ捨てたもんじゃないよって思う。2011/11/08