内容説明
広大な領土と豊富な天然資源をもち、BRICsの一員として著しい経済発展をとげながらも、いまなお貧困にあえぐ多くの人々がいる国、ブラジル。サンパウロやリオデジャネイロなどの巨大都市がかかえる諸問題に、歴史学・地理学・社会学・経済学・人類学など多様な角度からアプローチする。
目次
第1部 歴史編(一九世紀および二〇世のブラジルにおける都市化;ブラジルの都市形成と土地占有の歴史―旧都リオデジャネイロを中心として;ある一都市の考古学―ブラジリアと衛星都市)
第2部 現代編I(“昼間の断水、夜間の停電”―リオデジャネイロ都市部における過去二〇年のインフラ整備の進展;ブラジリアにおける二つの不法問題;ブラジリア連邦区とリオデジャネイロ市の住宅政策―都市住環境開発と公共政策 ほか)
第3部 現代編II(ブラジルに観る貧困の逆説―飢餓と貧困の新政治地理学;ブラジルの都市自治の新手法―「参加型予算」の動向と課題;より良い社会を構築するための戦略―ブラジルの土地なし農村労働者運動の教訓 ほか)
著者等紹介
住田育法[スミダイクノリ]
京都外国語大学教授
萩原八郎[ハギワラハチロウ]
四国大学教授
田所清克[タドコロキヨカツ]
京都外国語大学教授
山崎圭一[ヤマザキケイイチ]
横浜国立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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