内容説明
人類が初めてつくった物質ガラス。今日ではガラスなしでの生活は考えられない。ガラスの組成を通じて人類の歴史を俯瞰する。
目次
第1章 ガラスの歴史(ガラスの起源;古代人の好んだもの(アラバスター、ラピスラズリ、ファイアンス、玉、漆器) ほか)
第2章 ヴァルトグラス(中世の北西ヨーロッパ;ヴァルトグラスの出現 ほか)
第3章 近代ガラスの始まり(ボヘミアンカリクリスタル;イングリッシュ鉛クリスタル ほか)
付表 ガラス年表
著者等紹介
黒川高明[クロカワタカアキ]
1930年東京生まれ。1954年東京大学工学部機械工学科卒業。東京芝浦電気株式会社入社。以後ガラス製造機械・製造技術の開発、製造を担当。1978東芝硝子・発足、取締役業務部長に就任。1983年常務取締役技師長に就任。1990年代表取締役社長に就任。1995年フランス、バラン県、インビレラー名誉市民。1995年社長退任、相談役に就任。1998年相談役退任。現在日本ガラス工芸学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Itaru Sato
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ゼミ用。さらっと読んだだけです。2013/01/10
Book shelf
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『ガラスの技術史』に続く著書。ガラスの技術は近代の産業革命など科学が飛躍的に発展するまではほどんど昔から変わらない方法が使われてきましたが、近代化以降、ガラス容器や板ガラス、そして最近では光ファイバーなどの分野でもガラス技術が登場、大きな変革を遂げました。そのため前著『ガラスの技術史』では、近代以降のガラスについて詳細に書かれていましたが、本書では、5000年におよぶ長いガラスの歴史をそれぞれの時代の文化や政治を背景に置きながら、主にガラスの組成の変化に着目して記されています。
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