言いさし発話の解釈理論―「会話目的達成スキーマ」による展開

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言いさし発話の解釈理論―「会話目的達成スキーマ」による展開

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861101601
  • NDC分類 817.8
  • Cコード C0080

内容説明

会話における相互理解を可能にするのは、「知識」「状況」「文脈」だけではない。グライスなどの先行研究を批判的に継承しつつ、文末を省略した表現である「言いさし発話」を分析することで、人間が普遍的にもつ「会話目的達成スキーマ」を探究。異文化コミュニケーションの機会が増す現代の要請にこたえる画期的論考。

目次

第1章 研究テーマとその意義
第2章 省略と発話解釈に関する先行研究と問題点
第3章 発話解釈理論の構築
第4章 会話目的達成スキーマによる言いさし発話解釈
第5章 会話目的達成スキーマの実証調査
第6章 会話目的達成スキーマの文化差への影響
第7章 言いさし発話の解釈理論

著者等紹介

荻原稚佳子[オギワラチカコ]
慶應義塾大学法学部法律学科卒。ボストン大学大学院教育学研究科修士課程修了、1993年修士(教育学)。青山学院大学大学院政治経済研究科国際コミュニケーション専攻博士課程修了、2001年修士、2006年博士(国際コミュニケーション)。専攻は日本語教育、語用論、対人コミュニケーション。現在、明海大学外国語学部日本語学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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