内容説明
日米戦争・慟哭の島の真実。軍人、民間人たちは飢餓の中で米軍とどう対峙したのか。また「集団自決」の危機をいかに回避しえたのか。少年義勇隊員として戦い続けた自らの体験を礎に証言・資料を駆使して書き上げた渾身の労作。
目次
第1章 激化する戦局
第2章 特攻艇基地となった阿嘉島
第3章 水上特攻作戦の破綻―慶良間諸島の場合
第4章 軍米の慶良間諸島攻略作戦
第5章 米軍に肉迫する日本軍と「鬼畜米英」に脅える住民
第6章 住民の避難所生活始まる
第7章 山中に篭城する日本軍
第8章 米軍の海上基地となった慶良間内海
第9章 阿嘉島の日本軍に降伏勧告
第10章 終戦と阿嘉島の日本軍
第11章 戦いすんで
著者等紹介
中村仁勇[ナカムラジンユウ]
1930年9月3日沖縄県座間味村阿嘉に生まれる。糸満高等学校卒業。沖縄県病院管理局長。同環境保健部長。1989年2月定年退職。2002年11月秋の叙勲、勲四等旭日小綬章受章。日本トランスオーシャン航空株式会社常勤監査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。