内容説明
厚労省は何を基準に行政を行なっているのか、日本医師会は誰の利益を優先するのかを問うてみた。ドナー(提供者)とレシピエント(移植者)、医師とどう付き合うか。神の領域といわれる臓器移植をメディアはいかに報じたか。事件後3年を経て、これらの問題点を冷静な気持ちになって振り返り、真実だけを書き残した。
目次
序章 予期せぬ出来事
第1章 病状の悪化
第2章 見えない患者
第3章 透析開始、そして腎臓移植を決意
第4章 ドナー決定から手術まで
第5章 ドナーに豹変、そして「臓器売買事件」へ
第6章 生まれて初めて刑事被告人に
第7章 腎移植、そして万波先生のこと
終章 闇の向こうに
著者等紹介
山下鈴夫[ヤマシタスズオ]
1947年3月29日、青い海と緑に囲まれた漁業の町、愛南町に生まれる。1965年より水産業に携わる。1972年頃から宇和島市で鮮魚業を営む。1977年頃から韓国、中国との魚類貿易を手がける水産物輸出入業者として現在に至る。2003年頃から体調を崩し、2004年3月、宇和島市立病院に入院。2004年4月、宇和島徳洲会病院に転院、腎不全が判明。2005年9月28日、同病院で生体腎移植手術を受ける。2006年10月1日、臓器移植法違反(臓器売買)容疑で逮捕される。2006年12月26日、判決は懲役1年執行猶予3年で釈放される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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