目次
第1部(イタリアと出会う;イタリア語修行;旅行プラン;広がる不安;旅立ち;日記;フィレンツェ再訪;ボローニャへ;アリヴェデルチ;旅を終えて)
第2部(六度目の旅まで;イタリア語、その後;三人のパドローナ;突然の試練;猶予期間;もう一つの痛み;着ギブス;脱ギブス;秋晴れがまぶしい)
著者等紹介
河内和子[カワチカズコ]
1938年生まれ。日本女子大学文学部英文学科卒。1969年から1972年まで夫の駐在に伴いアメリカ合衆国イリノイ州エバンストン市に在住。その間、ケンドール・カレッジにて、女性学講座及びTESL(外国人のための英語教授法)講座修了。帰国後、AJALT(國際日本語普及協会)にて日本語教師、自宅で英語教師を十余年従事。その後翻訳業に転じ、約十年間小説の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
292
著者の河内和子氏は英米文学の翻訳家。68歳にして一念発起。単身でイタリアに渡り、ホームステイをしながらイタリア語を学ぶ。本書はその報告と紀行である。私の知り合いには80歳になってもヨーロッパを自由旅行している人がいるので、68歳には驚かないが、御本人には決意とそれ相応の覚悟とが必要だったようだ。アグリツーリズモはいい選択だったと思う。ただ、何処も車がなければ行けないような所が多いのが欠点だが。それにしても、初めての一人旅とはいえ、エージェントに何から何までを依頼するのはもったいない話だ。今時はパソコンで⇒2024/03/03
たまきら
36
読み友さんの感想を読んで。伯母・和子を思いながら読みました。哲学科出身の夫と夫婦で世界中を旅して、自分をクサンティッペだと言っていたおばちゃん。まじ性格悪いけれど正義感が強いまっすぐで大好きなおばちゃん。先日夫に先立たれ「もう人と会いたくない」と引きこもってしまった…あんなに無謀な旅いっぱいしてたのに。このばあばみたいにあちこちまた旅してほしいと思った。2024/05/11