内容説明
憧れて入った海軍は“鬼の教班長”の棲むところ、毎日が地獄の責め苦。苛酷な訓練に耐え抜いて最前線に赴くこと2度、特設水上機母艦「君川丸」で北方の海へ、輸送艦「山陽丸」で南の海へ―撃沈劇を再度体験した海軍工作兵が赤裸々に綴った海軍残酷物語。
目次
第1章 海軍志願兵
第2章 久里浜の四季
第3章 流氷の海
第4章 南海の死闘
第5章 奇跡の生還
第6章 海軍の終焉
著者等紹介
木村勢舟[キムラセイシュウ]
本名・伊勢市。大正11年、長崎市生まれ。昭和17年5月、志願兵として佐世保海兵団に入団。18年1月、久里浜海軍工作学校卒業。水上機母艦「君川丸」に乗り組み、北方戦線出撃。同年6月、521空水上機基地勤務。19年1月、「山陽丸」に乗り組み、南方戦線出撃。同年6月に負傷。20年6月、兵役免除。海軍二等工作兵曹
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。