あの湖のあの家におきたこと

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あの湖のあの家におきたこと

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  • サイズ B4変判/ページ数 41p/高さ 27X29cm
  • 商品コード 9784861013867
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

作者の祖母が暮らした「あの家」。その移り変わりから見えてくる、戦争、差別、迫害と分断、愛と憎しみ。もの言わぬ市民が、もの言えぬ社会をつくる手助けをする。そして、もの言わぬ家までもまた、戦争に巻き込んでしまう。…家はずっと見ていた。ドイツで本当にあった物語。

著者等紹介

ハーディング,トーマス[ハーディング,トーマス] [Harding,Thomas]
英国、ロンドンに生まれる。英米の大手新聞で執筆する作家でありジャーナリスト。英国のオックスフォードにテレビ局を設立し、数々のドキュメンタリーも制作。また、米国、ウェストバージニア州の地方紙も運営し、2011年、同州司法協会からジャーナリストオブザイヤー賞受賞。ノンフィクション『THE HOUSE BY THE LAKE』は2015年、英国の文学賞「コスタ賞」の最終候補になった

テッケントラップ,ブリッタ[テッケントラップ,ブリッタ] [Teckentrup,Britta]
ドイツ、ハンブルグに生まれ、ベルリン在住。英国、ロンドンの芸術大学セントラル・セント・マーチンズと王立芸術学院で学び、絵本作家に。テキスタイルや雑貨などのデザインでも注目されている。日本でも、ケイト・グリーナウェイ賞の最終候補になった『おなじそらのしたで』(ひさかたチャイルド)など多数の絵本が翻訳出版されている

落合恵子[オチアイケイコ]
作家。1976年よりクレヨンハウスを主宰。「さようなら原発1000万人アクション」「戦争をさせない1000人委員会」呼びかけ人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

84
ベルリンの郊外の湖のほとりに、ユダヤ人医者が建てた家。1927年に家が建ってから、戦争の足音が聞こえ始め、次々と住人が変わっていった。86年後医者の娘の孫(作者)がこの家に戻って来るまで、この家が見つめてきた戦争。家は、静かに、最初の家の持ち主の子孫が戻ってきてくれることを、待ち続けていたのだろう。2021/02/20

アキ

79
「家」が主人公の物語。ドイツ・ベルリンの街外れの湖のほとり、一家が家を建てて幸せに暮らしていたが、戦争の足音とともに家の運命は一変する。すっかり荒れはてた家を100年後ひとりの若者が訪れて、あの家は再び幸せを取り戻したのです。落合恵子訳。ブリッタ・テッケントラップ絵。ものを語ることのないあの家に込められた思いを伝える落合氏の訳もいいが、なんといっても絵が素晴らしい。色合いが趣き深く、懐かしさを感じさせてくれる。酒井駒子さんを彷彿とさせるような触感と、家の表情が変わる様が多彩な色で表わされています。2020/10/30

ふう

75
家には建てた人の思いがこめられています。湖のほとりのあの家には、やさしい医師と明るい妻の、家族みんなで自然の中で暮らしたいという思いがこめられていました。夜から朝へ、朝から夜へ、そして季節の移ろいとともに表情を変えていく自然の美しいこと。でも、突然やってきた暗く恐ろしい時代に翻弄されて家族はいなくなり、家は廃墟のように荒れていきました。何も語らない家が、戦争と人間の愚かさを語ります。長い時を経て戦争は終わり、あの家にもやさしい持ち主が帰ってきましたが、世界のどこかで今も家や街が瓦礫の山と化していることに→2024/08/16

とよぽん

60
裏表紙にある落合恵子さんの「あとがき」を最初に読んだ。あのナチスドイツの狂気の時代を経て東西ドイツ分裂の時代を耐えて、今も湖畔に建つ「あの家」の物語。平和を考え、平和に向かう8月、この絵本が静かに強く訴えることをじっくりと噛みしめたい。ブリッタ・テッケントラップさんの絵が、色、タッチ、構成すべてがあの家を生きもののように描き上げていて心を打つ。「あの家」が見てきたことを、こうして伝えてくれた作者トーマス・ハーディングに感謝。2021/08/06

oldman獺祭魚翁

57
図書館 ベルリン郊外に建てられた一軒の家。建てた医者はナチスに追われ次に住んだ音楽家は……家が紡ぐ歴史の流れ。新しい家族が入る背景は輝くような明るさで描かれ、逃げるように出ていく時は暗く描かれます。出ていく一家も肩を落とし、隠れるように描かれます。著者のハーディングが、曾祖父が建てた家を探し求め、その歴史を辿ったノンフィクションを元にした絵本。絵を担当したテッケントラップは、日本でも数冊の本が出ている人気作家。 この本の絵は素晴らしく美しい。2020/12/15

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