内容説明
自分で考えて歩き出したあの子に!谷川俊太郎さん+祖敷大輔さんの新感覚絵本。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人。21歳のとき、詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍
祖敷大輔[ソシキダイスケ]
イラストレーター。武蔵野美術大学を卒業後、朝日新聞社広告局に勤務。退職後、バイシクルメッセンジャーを経て、2008年より書籍の装画、雑誌・広告のイラストレーションなどで活躍。2017年本屋大賞「翻訳小説部門」を受賞した『ハリネズミの願い』(新潮社)ほかの挿絵を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
53
谷川俊太郎さん文の絵本。ピンクのくまが、どこかに向かって歩く。いろんなものに出会ってどこかへ行く。どこかってどこなのか考えてみよう。2019/04/05
anne@灯れ松明の火
30
遠い方の新着棚で。「出版社からのコメント」に「谷川俊太郎さんが、あかちゃんのために書いたお話」とあったけれど、赤ちゃん向けなのかなあ。初絵本という祖敷大輔さんの絵は何となく面白い。2019/04/29
りーぶる
21
谷川さんの文章は、いつも不思議で奥が深くて、でも娘にはそういうの関係なく、リズムが良いようで親子で楽しめます。最後の「ぼくはバカではありません」というのが特に好き。(4歳)2020/11/12
おくらさん
20
あ、生きることって、こういうことなのかもしれない。 どいてよ。といってもどいてくれない壁に無理してのぼったり、壁のてっぺんから壁より高いやまが見えたり。 その場その場で答えを出しながら 歩いていくのだろう。 谷川俊太郎のコトバの奥にある想いは、 読むその時によって、見えないチカラを湧かせてくれるだろう。 2020/08/16
Cinejazz
18
〝 ぼくはクマだ。名前はまだない。ぼくは「どこか」を目指して、歩くのが好きだ...今日もぼくは、歩き出す。歩いて行くとお日様に出会った。「おはよう」と言ったが、お日様は黙っていた...蝶々に、柿の木に、人間に...道で出会うものに声をかけたのだけど・・・〟歩き始めのおさなごが、興味津々のまなざしで、知らない世界に踏み出す不思議な世界を、親と子の想像を育む<谷川俊太郎>の絵本です。2025/01/05