著者等紹介
ブランド,ニック[ブランド,ニック] [Bland,Nick]
1973年オーストラリアビクトリア州ヤラ・バレー生まれ。書店で働きはじめたことをきっかけに絵本作家をめざし、2005年に“A Monster Wrote Me a Letter”でデビュー。現在はノーザンテリトリー準州ダーウィンに暮らし、作家・画家として活躍するほか、週末はアボリジニーの少年たちの寄宿舎で舎監の仕事をしている。文を担当した『だいすきだっこ』(岩崎書店)で2012年オーストラリア児童図書賞受賞。“THE VERY HUNGRY BEAR”で2013年Australian Book Industry Award(ABIA)受賞
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道旭川市生まれ。旭山動物園の飼育係として25年間勤務。タウン誌への執筆をきっかけに、絵本作家に。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞。「ハリネズミのプルプルシリーズ」(文溪堂)で赤い鳥さし絵賞、『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞、『どうぶつゆうびん』(講談社)で産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
23
どうやら、機嫌が悪いらしいので、言い分を聞くかのように読んでみた。一人称ヒグマの視点というのが面白い。動物達の理想を全部乗せした絵には笑ってしまった。でも、ここに出てくる動物達はみんないい子。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ♬2015/03/28
ねなにょ
20
独りよがりでなく、相手の立場になって、精一杯できることを思いやりをもってしてみれば、みんな幸せになれるのかもよ…と、子供にも笑いと共にわからせてくれちゃう絵本。イラストがカラフルで、おとぼけなジャングルの動物たちも怒りんぼのヒグマさんも憎めない。何度でも読み返してニヤッ、そしてほのぼの気分になれる良い絵本。2015/12/16
遠い日
18
怒ってる、怒ってる。ものすごく怒ってる、ヒグマ。洞窟の中の光と影の描きかたが、不穏な空気を醸し出す。ヒツジのとった最適な行動と、それがヒツジであることの意味を思って、わたしはひとりでくすくす。2015/03/15
くぅ
17
この表紙、ナイスだと思うけどな〜息子は「怖いから読みたくない!」と言いました。中身は怖くないよ!(4歳7ヶ月)2021/12/23
ヒラP@ehon.gohon
14
ヒグマの怒りをしずめたヒツジさんの思いやりに満ちた行為に納得しつつ、登場メンバーの可愛さと発想の面白さに赤面してしまいました。 ユーモラスでユニークな作品です。 ひとり読みで楽しんでもらいたい一冊です。 あべ弘士さんの訳も楽しいですね。2018/05/29