内容説明
アシカのマリーナのとうさんはサーカスのスター。家族で海辺へバカンスにやってきても、おどけたイルカたちをひやかすちょっぴり気取り屋さん。ところが、マリーナがサメに食べられちゃって、さあ大変!クジラも、トドも、ワニさえもたよりにならないなか、マリーナを助けてくれたのは…?ルドウィッヒ・ベーメルマンスによるまぼろしのユーモア絵本。
著者等紹介
ベーメルマンス,ルドウィッヒ[ベーメルマンス,ルドウィッヒ][Bemelmans,Ludwig]
オーストリアのチロル地方に生まれる。14歳で学校を中退し、16歳のとき、ひとりでアメリカへ。ホテルやレストランで働くなか、アパートの日よけに故郷の景色を描いていたのが編集者の目にとまり、はじめての絵本『山のクリスマス』(岩波書店)をつくる
ふしみみさを[フシミミサオ]
伏見操。21歳のとき、1年間フランスに滞在。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
19
いざっ!という時に本質が見える。外観などの見た目や、先入観に惑わされることなく、人の心を信じたいなぁ、と感じる。同時に、感謝の気持ちを忘れないこと。(As always...!)そ~んな教訓を感じさせてくれる。絵はイラスト調の水彩画で、明るく楽しい印象。次男と笑ったのは”はなたば”!「これ花?!」とつっこみたくなる・・・。あぁ、これこそ先入観かもしれない。(猛省)2013/06/22
遠い日
5
かわいい夏の絵本。サーカスの、芸達者なアシカの家族のバカンスが、大変なことに。一家の一大事を助けてくれたのは、海でのんきに遊んでいたイルカたち。ほかの海のなかまは誰一人、救いの手をさしのべてくれなかったのに。のんきなおどけものたちの、機転とチームワークのよさに拍手。2013/03/15
がる
3
イルカに背びれがないのと、ちょっとお馬鹿扱いなのが気になるんですけど(涙) サメもちょっとかわいそうな気も・・・。 でもかわいいお話です。2011/06/05
Akiko Shimizu
2
キュート!マドレーヌの都市風景も良かったけど、海と動物たちもステキです。2014/03/17
きくりん
2
海の生き物たちのキャラがたっていてかわいい。働き者のアシカにイルカがのんき者あつかいされ・・・でも最後に助けてくれるのは、ふだんはのんきでおどけもののイルカだったというお話。マリーナちゃんが助けられたあとにさらに病院に行くっていうのもあまりない展開な気がして新鮮。おとぼけムードただよう愛らしい絵本でした。2012/10/21