内容説明
社会や人はなぜデザインを必要とするのか、デザイナーが成すべきこととは何か―。現代社会が抱える問題にデザイナーが向き合うとき、未来は変わります。グラフィックデザイナーをソーシャルデザインに導く一冊。
目次
現場に飛び込む
信頼関係を築く
できることとできないことをはっきりさせる
プロセスを重視する
摩擦を避けない
コミュニティの強みを知る
地元のリソースを活用する
コミュニティの声を聴く
デザインがコミュニティのものとなるようにする
関わりを継続する
コミュニティとの協働戦略
ソーシャルデザインの賃金・報酬を確保する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かとたか
1
本書のテーマのひとつが、『シンプルに伝える』ことであるためか、内容が広いわりに、文が短い。読みやすさもあるし、ビジュアル面で訴えかけるものもあるが、かなり受取手による内容だと思う。2021/05/17
shm
0
アメリカのように多民族多言語の国では、見て分かる、デザインで伝えることがとても重要。社会政策を制度だけで語りがちな日本にはなかなか芽吹かない発想だけど、今後はぜひ。2013/04/20
isao
0
グラフィックデザインと、銘打っているが、根本は、デザイン全般の話し。デザインがいかにして、社会と協働できるか、成功、失敗を記述することで、デザインの段階での意識点を明確にしている。ストーリーの中には涙ぐんでしまうものもあった。2013/03/04